寝不足気味の男性の写真

高血圧は血管破裂からむくみまで幅広い病気のサイン

高血圧は特に初期には自覚症状が生じないということが多く、患者が積極的に自己管理を行っていくことができないというリスクが高いものです。生活習慣に原因があることが多いため、患者が自分から治療を積極的に行っていくという意識をもたなければ治療が実現されにくいというのが事実であり、治療における最大の難関が患者に治療の必要性を理解させることになる場合もしばしばあります。高血圧の恐ろしいところはそれ自体が重篤な症状をもたらすことではなく、合併症を併発しやすいという点です。そして、その合併症は軽微なものから重篤なものまで幅広く、様々な疾患を合併していってしまうことで著しく生活の質を下げていくことになってしまいがちなのです。重篤な合併症の引き金となりやすいのが動脈硬化です。血圧が高い状態というのは血管に大きなストレスをかけてしまうことになり、その結果として特に負担のかかりやすい動脈が肥厚してしまうという現象が起こります。厚く柔軟性がなくなった動脈にさらに圧力がかかった拍子に血管破裂に至って内出血が生じることになり得るのです。血管破裂が脳で起これば脳出血となり、意識障害を伴って生命のリスクすらあります。血管破裂といった突発的で重篤なものがある一方で、むくみの原因ともなるのが高血圧です。高血圧の影響を受けるのは血管だけではなく、腎臓も該当します。腎臓へのストレスが重なった結果、腎臓の機能が低下すると水分の排出がうまくいかなくなり、水分貯留量が増えます。これによってむくみが生じやすい身体になってしまうのです。また、高血圧の心臓への負担も大きいことから、その機能が低下を招くことがあり、それによって血液の循環が悪くなってむくみを生じやすくなるのです。